ポケットモンスターのお話
作・つちのこ
日本から世界へ広まった、凄まじい人気を誇るこのゲーム。
いやぁ、僕もとっても楽しくプレイしていたものです。
30分以上、マサラタウンでオーキド博士を探していたりね!!!
あのボケ老人、どこに居やがった!ベッドの下か?!
でも、今考えてみるとこのゲームって物凄い内容だったりします。
ある日、博士に呼び出されて、主人公(レッド)はある命令を受けます。
オーキド:「この怪物をやるから、お前これを使って野生動物の乱獲をして、図鑑を作って来い。」
レッド(主人公):「博士!!生態系を狂わせる気ですか?!(マッドサイエンティスト)」
オーキド:「これは誰も成し遂げたことの無い、偉業じゃー!!歴史に残るぞー!」
レッド:「それきっとやっちゃいけないことなんですよ・・・!!!」
そんな感じでゲームがスタートして、様々なことが明らかになっていった。
他のポケモンを倒して、自分のポケモンは強くなる。
倒したポケモンからDNAでも摂取してるんですかね(弱肉強食?)
市販品の謎の球体をぶつけると、野生の怪物は洗脳され、そのボールを投げつけた
人物を「おや」と錯覚して命令に従うようになる。そしてその命令は主に戦闘である。
もちろん、捕獲された場所での戦闘命令も絶対だ。
だから、もしかしたらこんなことになっているかもしれない。
レッド:「おっしゃー!コラッタGET!!!さっそく使ってみるぜ!」
コラッタ:「チュー!!(訳・ご主人様ー!!)」
レッド:「お、ちょうどあそこにコラッタが居るじゃねえか。
俺のコラッタの方が強いってのを見せてやるぜ!!行け!コラッタ!!」
コラッタ:「チュチュー!!!(訳・かしこまりましたー!!!)」
以下、翻訳済みの会話。
山田コラッタ:「・・・あっ、斉藤じゃねえか。どうしたんだよ、そんな顔して。」
コラッタ:「ご主人様の命令により、貴様を排除する。」
山田コラッタ:「・・・ま、まさか!斉藤!しっかりしろ!!俺だよ!!分からないのか?!」
レッド:「体当たりだ!!!」
山田コラッタ:「うごふっ!!!て、てめえ・・・斉藤に何をしやがった!!!」
レッド:「バカなネズミだ。『なきごえ』なんかしてるぜ。攻撃あるのみ!体当たり!!」
山田コラッタ:「ぎぐあっ・・・!!!さ、さい・・とう・・・・。斉藤・・・」
コラッタ:「・・・さい・・・とう・・・?ぐ・・・何だ、この感情は・・・」
レッド:「やっべ、攻撃力下がったよ、まぁいいか。もう一度、体当たり!!」
ぐしゃ!!!!
山田コラッタ:「かはっ・・・い、息が・・・肋骨をやられたか・・・」
木下コラッタ:「や、山田くん!!!大丈夫!?」
山田コラッタ:「で、出てくるな!!こいつはもう、前の斉藤じゃないんだ!!」
木下コラッタ:「ど、どういうことよ?!だって・・・あれはどう見たって斉藤くん・・・」
山田コラッタ:「あれはもう・・・木下さんの好きだった斉藤じゃないんだ・・・」
木下コラッタ:「そ、そんな!!斉藤くん!!返事をして!!!思い出して!!!!」
レッド:「あっ、もう一匹コラッタがいる!レベル上げにちょうど良いや!行け!コラッタ!」
コラッタ:「体当たり!!!」
木下コラッタ:「きゃあああああっ!!」
山田コラッタ:「危ない!!木下さん!!!!」
めきっ・・・!!!
やせいのコラッタをたおした!
コラッタはレベルがあがった!
コラッタは「でんこうせっか」をおぼえた!
木下コラッタ:「あ、ああ・・・や、山田・・・くん?」
山田コラッタ:「・・・・・・。」
レッド:「やったぜ!!新技GET!!さっそく試してみよう!行けコラッタ!電光石火だ!」
コラッタ:「でんこうせっか!!!」
木下コラッタ:「っくは・・・!!!」
レッド:「おー!!結構、威力あるじゃん!!よし、とどめだ!!行けコラッタ!」
ズン、と鈍い音がして、木下コラッタはその場に倒れた。
即死だった。
するとそこへ、目を大きく開いたまま、震えているコラッタが現れた。
斉藤コラッタ:「・・・シ、シンジ!!あ、あんた何てことを!!!」
レッド:「あー?またコラッタか。この辺コラッタ多いんだなぁ。」
我が子に駆け寄ろうとする母親コラッタを止める者が居た。
山田コラッタ:「・・・お、おばさん・・・あいつはもう・・・人間に洗脳されちまったんだ・・・
俺も助けようとしたが、このザマだ・・・すまねえ・・・。」
斉藤コラッタ:「や、山田くん!酷い出血!このままじゃ死んじゃうわよ!喋らないで!」
山田コラッタ:「どの道、助からねぇさ。俺ら野生のポケモンは、瀕死になったら死を草むらで
待つだけだ・・・。ポッポにでも食われる運命なんだ・・・あんただけでも逃げてくれ。
死ぬのは・・・俺だけで十分だ。木下さんも・・・もう助からねぇだろうな・・・。」
斉藤コラッタは、瀕死の山田コラッタに前足を掛けたまま我が子を睨みつけた。
斉藤コラッタ:「・・・・・・シンジ!!母さんだよ!!思い出して!!」
レッド:「お、レベルちょっと高いな、あいつ。行け!電光石火!!」
山田コラッタ:「ぐ・・・さ、させるか!!これ以上、そいつの手を血には染めさせねぇ!!」
コラッタ:「散れ!電光石火!!!」
レッド:「なんだ、あいつまだ生きてたのか。」
てきのコラッタをやっつけた!
てきのコラッタをやっつけた!
レッド:「やったー!!2匹同時にやっつけたぜ!!!
俺のコラッタは最強だ!!この調子でジム戦でも行くか!」
コラッタ:「・・・・・・。」
わぁ、極悪非道。
何なんだ、このゲーム。
野生ポケモンはポケモンセンターに行けないから、
瀕死=死
食物連鎖とかなら納得いくけど、主人公の夢
(ポケモンマスターになる)のために殺されるポケモンたち。
なんて酷いゲームなんだ!!!
・・・・・ここまで来て、タイプする指が止まった。
もしかしたら純粋な心を失った僕が、捻じ曲がった見方をしているだけなのでは?
そうだ、小学生たちの澄んだ心なら、きっとポケモンとの友情と信頼と愛情の物語に!!
きっとなるはずなんだ。
例え、R団のポケモンの戦わせ方が、一般人と何も変わらなくても!!
「ポケモンを闘いの道具としてしか見てない!」って言うけど、そうじゃないのか?
一般のトレーナーが戦闘命令出してるけど、それは「道具」じゃねえのか?
イシツブテに平気で「自爆」を命令する山男の方が
R団よりよっぽど極悪非道じゃねえのか?
「がっはっは!山男は心も山のように大きく広いのだー!!」とか言いながら自爆命令。
だけど!!友情があってこそ、ポケモンも自爆命令も飲むんだろう!きっとそうだ!!
ポケモンマスター、皆がこれに憧れる世界、信頼に満ち溢れた世界!!
ビバ・ポケモンマスター!!
「ポケモン」は分かるけど「マスター」って何だろう?
分からないことは辞書辞書っと・・・あ、あった。
マスターの意味は・・・っと。
支配者
アウトー!!!試合終了!!
ポケモン友好説、撃沈!!!
完